争いの原因について

 2度の原爆投下、ソ連軍の侵攻、終戦と、たて続けに悲惨な出来事があったのが8月ということもあって、この季節は戦争について考える機会も多い。世界各地で紛争、戦争も繰り返し起きている。

 戦争や紛争で犠牲になった方々のために祈ります。

 

 その一方で何故争いが起きるのか、防ぐことができないのかについて、あるエピソードを思い出したので書いておく。

 

 大学にいた際、個人の作業スペースを確保するのは至難の業で、生徒みんなで場所を共有していた。

 ここで問題が生じる。非常に身勝手な人がいて、共有スペースを独り占めして、私物も床に置きっぱなし、危険な道具も出しっ放し。ゴミも片付けないため、他の人が作業できない。そればかりか独り占めした場所で授業中も大音響で音楽などを聴いている、注意をしてもあからさまに無視するといった困ったことが起こった。

 注意しても一向に改めないし、学校側に相談しても「お互い相談して解決しなさい」の一点張りだし、制作はしなくてはいけない。それなりの大きさの彫刻だから家でできるようなものではない。

 仕方ないので制作する際の自分のスペースを確保するために、明らかに彼が使ってない道具や、彼が散らかしたゴミを彼が使っているスペースへまとめて置き、なおかつ彼が授業中に音楽をかけたら即座にラジカセのコンセントを抜くということを数日やっていたら、彼が逆上し、いきなり殴り掛かろうとされて困ったことがある。

 まあ自己中心的な考えで生きている奴なので、何を言ってもどうしようもないのだが、周囲の取りなしもあり、私の作業スペースは確保できたので、彼もある程度は自分の身勝手さを理解したようである。

 

 この事件から考えられることは、争いがおこる原因として

 

1.全体より自分の利益を最優先させる。(搾取とも言う)

2.周りのことを考えない身勝手な行動。

3.他人を侮る、無視する。

4.以上のことを自分で意識できず、指摘されてもこれらのことが理解できずに自尊心を傷つけられたと思い、怒りに駆られること。

 

などが挙げられる。私も肝に銘じておきたい。

 

 ちなみにその後、彼は戦争をテーマにした作品を作っていたが、そのプレゼンのときに「戦争って愚かですね。なんでみんな戦争をするんでしょうか?僕にはわからない。みんなやめればいいのに」と話していたことが思い出される。どうやら歴史からも経験からも学習していないようで、彼の将来を不安に思った。